あれよあれよという間に
7月も終わろうとしています。
6月末から7月頭にかけて植えた苗は
台風にも負けず元気に成長しております。
(周りの現行農法の田んぼに比べるとさびしい感じではありますが^^;)
田植中からカルガモが飛来するようになりました。
ここ2年ほどつがいが一組やってきていたので
「今年も来たねー」位の感覚で見ていたのですが今年は…
画像をクリックすると大きくなります。
増えに増えて一番多い時で18羽(笑)
ご近所さんからは「合鴨農法ですか?」とかお声をかけられたりします。
まさか飛来しているとは思わないのでしょう。
我が家の田んぼは上の画像にある不耕起(耕さない)田と
代掻き(トラクターで土を耕す)田があるのですが
カモたちは圧倒的に不耕起田に居ることが多いです。
草ぼうぼうの畔も好きなようでよく歩いたり座り込んだりしています。
(おかげで田んぼの奥の方に行けないことも…苦笑)
カルガモは雑食で
主に草や藻を食べますが小さな虫やタニシなんかも食べるらしいので
やはり餌が多いところが良いのでしょうね。
しかし昨日悲しいことが…
コガモらしき小さめの1羽が畔のすぐそばで亡くなっていたのです。
遺体には深い爪痕のような傷がざっくりとありました。
近所の猟師さんに聞いたところ
「傷の感じから鷲か鷹等の猛禽類にやられたのだろう」とのこと。
しかも我が家の田で襲われた可能性が高いとも…。
そういえば今日は他のカモたちの姿は見当たりません。
きっと怖い思いをした場所なのでしばらくは来ないでしょう。
またいつか戻ってきてくれるとよいのですが…。
でも何よりも一番驚くのは
この小さな田んぼでこんな自然のドラマが展開されていること。
農薬や肥料を使わないとか耕さないとか些細なことで
こんな小さなエリアだけでも自然に戻っていくものなのだという事です。
もう無理だと思っていても
元に戻せることは
世の中まだたくさんあるのかもしれません。